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リハビリテーション科基本方針

  室長 永長 健一
2001年にWHO(世界保健機関)で採択されたICF(国際生活機能分類)では、それまでの障害を持った方や患者様の不利益やマイナス部分だけを見るのではなく、できることやプラスの部分をきちんと評価することが求めるようになりました。また、怪我や病名だけを扱うのではなく、個々人の生活を考慮したリハビリテーションが求められるようにもなりました。また2005年にアメリカ、ユタ州で開催されたⅢ Step erenceという会議でCarolee J. Winstein博士が、リハビリテーションについて、「怪我や病気を治すだけなく、患者様ご本人・御家族を含めた最良のQOL(生活の質)の再獲得とそれが持続することを目標にするべきだ」と述べています。私たちは、ICFの理念とPNF概念に則り、Winstein博士の考えに共感してプラス思考で患者様の利点を伸ばし、弱点を克服する手助けをしています。怪我や病気で悪くなった部分だけを治すのではなく、個々人の生活、仕事や趣味などに合わせたプログラムを提供するように努めています。
当科ではPNF(固有受容性神経筋促通概念)を主な治療概念として患者様の治療にあたっています。  
また、教育システムとして全理学療法士(PT)、作業療法士(OT)がIPNFA (国際PNF協会)認定コースレベル3b修了を目標として、通年の科内勉強会に取り組んでいます。
IPNFAの標準化された教育プログラムを学ぶことにより、 科内職員全員が共通理解の下に技術を習得することが出来ます。
サービスの質のばらつき、患者様の戸惑いをなくし患者様に均質なサービスを提供することに努めています。
 
PNFとは…
 PNFとは1940年代後半にHerman Kabat博士と理学療法士のMaggie Knottによって開発された治療概念です。  固有受容覚を含めたすべての感覚器を用いて、身体構造と機能のレベルで神経筋単位を促通し、活動や参加レベルでの目標達成を助けます。 「障害者を含めた全ての人がまだ発揮されていない潜在能力を持っている (H. Kabat)」という理念に基づいて、相反神経支配や加重などの生理学的研究、位相解剖学的研究を裏付けとして、セラピストも外的環境の一部として患者様の運動の再学習に介入を行っていきます。
当院スタッフ国際PNF協会認定コース履修状況  
 
国際PNF協会認定セラピスト        1名  
国際PNF協会認定コースレベル3b修了  8名(PT4名 OT4名)  
国際PNF協会認定コースレベル3a修了  4名(PT3名 OT1名)  
国際PNF協会認定ベーシックコース修了 7名(PT3名 OT2名)
交通事故や脳卒中などの病気により脳に損傷を受けたことが原因で、「高次脳機能障害」が発症することがあります。茨城県高次脳機能障害支援センターでは必要な情報を提供しています。
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