院長/理事長 宮本 二郎
「なんとかしてほしい」
ご家族からの切実な声に、私たちはどう応えるべきか。
それが宮本病院の医療の原点です。
私は院長室に座っているよりも、病棟を歩き回り、患者さんやスタッフと他愛のない会話をする時間が何より好きです。
誰からも気軽に声をかけてもらえる存在でありたい。
それは、医療とは「人と人との関わり」の中にあるべきだと信じているからです。
私が当院に赴任した1986年当時、ここは結核病棟を中心とした病院でした。
しかし、時代の移り変わりとともに、地域が求める医療のカタチは大きく変化していきました。
その中で私たちが直面したのは、「認知症があるから」「精神疾患を抱えているから」という理由で透析治療を断られてしまう方や、複数の病気や重い障害を抱え、行き場を失ってしまう方々の姿でした。
他の病院では敬遠されがちな、手のかかる患者さんたち。
しかし、困っている方を目の前にして、背を向けることはできない。
「誰もやらないのなら、私たちがやろう」
その一心で、院内に透析センターを立ち上げ、特別養護老人ホームや訪問看護、リハビリテーションと、地域のニーズに応えるために必要なものを一つひとつ手作りで整えてきました。
病気を治すことだけが、私たちの仕事ではありません。
患者さんがその人らしく生き抜くこと、そしてご家族が安心して日々の生活を送れること。
医療・介護・福祉をシームレスにつなぎ、地域の皆様の「暮らし」をトータルで支えることが私たちの使命です。
現在の医療現場では、効率化や早期退院が求められがちです。
しかし当院では、患者さんの行き先がしっかりと決まり、安心できる環境が整うまで、じっくりと寄り添う体制を大切にしています。
高度医療とご自宅の中間に立つ「地域のセーフティネット」として、時には最期まで看取らせていただく。
宮本病院はこれからも、地域と共に歩み、暮らしを支える、心身一体の医療を提供してまいります。
院長/理事長
宮本 二郎 (みやもと じろう)
神奈川県出身/東京医科歯科大学 医学部 卒業
資格
- 医学博士(東京大学)
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本消化器内視鏡学会 専門医
経歴
- 昭和50年(1975年)
- 東海大学医学部附属病院 臨床研修医として勤務
- 昭和52年(1977年)
- 筑波大学附属病院 研修医として勤務
- 昭和56年(1981年)
- 田中農協病院 内科医長として勤務
- 昭和57年(1982年)
- 筑波学園病院 副院長として勤務
- 昭和61年(1986年)
- 医療法人盡誠会 宮本病院 副院長として勤務
- 平成11年(1999年)
- 医療法人盡誠会 宮本病院 院長就任
- 令和2年(2020年)
- 医療法人盡誠会 理事長就任